第55回山形県縦断駅伝競走大会
地域のみなさんからは、物心両面に渡る多大なご支援のお陰で、昨年の総合第1
0位から3ランクアップし総合第7位の成 績を修めることができました。また、3日 間の総合タイムも21分56秒、距離にして 約7km弱短縮することができました。他 チームもレベルアップしているため、タイ ムは縮めたもののそう簡単に上位に食い込 むことはできませんが、選手たちは素晴ら しい頑張りを見せてくれたと思っておりま す。 寒河江西村山チームはここ数年成績が低 迷していただけに、選手達は「このまま負 け続けるわけにはいかない。絶対上位を目 指すんだ。」と、いう強い思いでこの一年 取り組んできました。 合同練習会は、昨年7月の男鹿半島一周駅伝を皮切りに、年6回の強化合宿や遠 征試合をこなしてきましたが、2日間以上に亘る合宿や遠征の際には、各企業より 選手の派遣にご協力いただいたお蔭で、実のある練習を積むことができました。 本格的な練習に入る12月からは、毎週 日曜日、寒河江市民体育館周辺コースをホ ームグラウンドとして、天候に関係なく吹 雪の日でも強化練習会を行ってきました。 また、日々の練習では、社会人は、各自の 勤務体系に合わせ夜間や早朝でも月間走行 距離450km(1日平均約15km)を目標 に、自主トレーニングを行いレベルアップ を図るべく努力してきました。
その結果、
●ベーダー駅伝(県内の地区陸協対抗駅伝)・・・・第4位(H20年11月) ●冬季ロードレース大会(地区陸協対抗団体の部)・・第3位(H21年1月) と、縦断駅伝前にも結果を出すことができました。 また、ジュニアの育成にも力を入れ、小中学生を対象とした組織を数年前に立ち 上げ強化を図った結果、その成果も徐々に表れてきていま す。 しかし、ここ数年、若手主力選手の地元定着がうまくい かず思うように選手の新旧交代が進んでいないのが現状で す。寒河江西村山チームは5回の優勝実績もあり、これま でも常に県内トップクラスの選手を数多く育成してきてい るわけですが、社会全体の景気の悪化等もあり、高校・大 学を卒業してもこれら若手選手が地元に生活の基盤を築け ないという状況があります。そのため、地元に残りたくて も県外や他地区に就職し他チームで競技を続けている状況 となっています。現在も、上山チーム、天童東村山チー ム、鶴岡田川チーム等に、他チームの主力選手として活躍 しているのが現状です。 今後、これらの有望な選手が地元寒河江西村山管内に生 活の拠点を置くことができるような環境が整えば、すぐに でも優勝争いを演じることができるだけのチーム力はつい てきたと考えています。 サッカーの「モンテディオ山形」も地域と一体となって応援した結果、J1に昇 格することができました。私たちも駅伝を通して、チームの勝利のため、そして私 たちを支えてくださっている寒河江西村 山地域の方々に熱い感動と希望を与えら れるよう、これまで以上に選手・スタッ フ一丸となって取り組んで行く決意であ りますので、今後ともご支援・ご協力を よろしくお願い申し上げます。 寒河江西村山チーム 監督 鈴木 隆
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